質問

風邪をひいたんで、病院から「クラリス」をもらいました。朝・夕の2T/2Xで飲ん
でいます。
効能が薬辞書に載ってないので教えてください。


回答

「クラリス」は「抗生物質」です。

「抗生物質」とは、病原微生物や他の細胞(たとえば、がん細胞)の発育を
阻害するお薬です。
抗生物質には次の2通りがあります。
 @殺菌的に働くもの…病原微生物を死滅させます。
 A静菌的に働くもの…病原微生物の増殖を著しく抑えます。
「クラリス」はマクロライド系の抗生物質で、Aの静菌的な抗生物質です。
静菌的な抗生物質は、血液中の濃度が、常に、菌の増殖を阻止するのに
必要とされる最小濃度を上回っていなくては的確な効果が得られませんから、
1日2回忘れずに、定期的にのみましょう。
理想をいえば、12時間ごとの服用がのぞましいのですが、
お食事の時間の都合もありますから、数時間のずれは気にしなくても
だいじょうぶです。(指示どおり、朝・夕食後におのみください。)

「かぜ」というのは、ほとんどの場合、ウイルスによって引き起こされるもの
であり、抗生物質はウイルスには無力です。
ですから、かぜの原因を治療するお薬ではありません。
抗生物質が処方されるのは、かぜがもとで、二次的に細菌感染を引き起こし
ていることが疑われるケースです。
たとえば、38度C以上の発熱があったり、膿性痰(うみまじりの痰)がでたり、
のどの痛みや腫れ・発赤(赤くなること)があったりする場合です。
抗生物質の「やめどき」は、ご自分で「よくなったな」と思ったときです。
具体的には、
   ・熱が(平熱まで)下がり、
   ・痰がでなくなり、
   ・のどの痛み、腫れ、赤みが消え、
   ・他の自覚症状(はきけ、げり、関節痛など)がなくなった
とき、とお考えください。
それまでは、きちんとのみましょう