質問
はじめてお便りいたします。
私は妊娠6カ月の妊婦です。妊娠経過は順調です。ただ、私にはアレルギー性鼻炎
の持病があり、妊娠前から点鼻薬(トーク)を使用しております。
今現在は寝る前に両方の鼻の穴に1滴使用するくらいにしているのですが、このまま
毎日使用してもよいのでしょうか?
お忙しいとはおもいますがどうぞご解答の方よろしくお願い致します。
回答
トークは、(鼻詰まりのときに)お使いいただいてよろしいと思います。
Sさんは、慢性的にアレルギー性鼻炎でいらっしゃるとのこと
ですが、お使いの点鼻薬「トーク」は、鼻詰まりを改善するお薬であり、
アレルギー性鼻炎のお薬ではありません。
鼻炎などにより鼻水がたくさん出ると、鼻粘膜の血管が拡張し、
局部の充血・うっ血がおこります。
この鼻充血・うっ血が、鼻詰まりの正体ですが、
トークは鼻粘膜の血管を収縮させて、鼻の(息の)通りを楽にします。
このトークは、妊娠中の投薬に関する安全性は確かめられてはいない
のですが、今のところ、妊婦および胎児に対して重篤な副作用があった
などの報告はありません。
トークの添付文書(医家向けの説明書)には、妊婦への投薬に関して
「治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与す
ること」となっており、投薬を禁じているわけではありません。
文面は医家向けですので、一般の方が読まれるとかえって危機感を
もたれるかもしれませんが、お使いいただいても大丈夫です。
ただし、使用上の注意をよくお守りください。
1) 鼻詰まりになったときだけお使いください。
(抗アレルギー薬ではないので、鼻水をとめる働きはありません)
2) 1回の使用量は2〜3滴まで、
1日2〜3回ご使用になれます。
佐原さんのメールを拝見いたしまして、ちょっと気にかかったのですが、
鼻詰まりの症状の有無にかかわらず、毎晩かならずトークをお使い
ですか?
トークは前述しましたとおり、「鼻詰まり改善薬」であって、「抗アレル
ギー薬」ではないので、アレルギー性鼻炎を改善・予防する働きは
ありません。ですから、鼻詰まりになったときだけのご使用を心がけ
てください。
ちなみに、鼻水をとめる働きのある「抗アレルギー薬」は、佐原さん
には処方されていませんので、どうしても必要ならば、主治医の先生
にご相談ください。
妊娠6ヶ月とのことですので、胎児の器官形成期は過ぎています。
この時期以降にのんだお薬によって、奇形などの形態的異常はおこり
ません。